転倒災害を防止しよう

★★  転倒災害を防止しよう  ★★

10月10日は転倒防止の日、ご存じでしたか?

業務中の災害の中で、転倒によるものが一番多く、転倒して休業する期間は48日にもなっ
ています。

転倒災害は大変多く発生しています。対策が必要です。

■ 重要ポイント────────────────────────

高齢者の就業率が高まり、業務中の転倒災害が増加しています。

■ 労働災害の発生状況────────────────────────

2025年5月30日に公表された2024年の労働災害の発生状況によると、労働災害による死亡
者数は、過去最少となったといいます。労働災害により、4日以上仕事を休まなければな
らなかった方は135,718人(前年比347人増)と4年連続で増加しました。

■ 転倒災害の状況────────────────────────

職場で転倒して休業(4日以上)となってしまう「転倒災害」は、事故の類型順で一番多
く、2番目に多い動作の反動・無理な動作の16.4%、墜落・転落の15.3%を抜いています。

「転倒災害」は死傷者数135,718人のうち36,378人で、26.8%にもなっています。

業種別では、製造業や建設業の災害件数は減少し、第3次産業で災害件数が年々増加し52
%をしめています。特に社会福祉施設の増加が著しくなっています。

■ 転倒災害増加の背景────────────────────────

2024年の雇用者全体に占める60歳以上の高齢者の割合は、19.1%で、休業4日以上の死傷
者数に占める60歳以上の高齢者の割合は30.0%です。

60歳以上の男女別の労働災害発生率を30代と比較すると、男性は約2倍、女性は約5倍と
なっています。

休業見込み期間は年齢が上がるにつれて長期間となり、転倒災害による平均休業日数は48.
5日にもなっています。

■ 加齢と転倒災害────────────────────────

加齢とともにすべての人が転びやすくなり、転倒リスク・骨折リスクを抱えています。

現役の方でも、たった一度の転倒で寝たきりになることもあります。

特に女性は加齢とともに骨折のリスクも著しく増大します。

■ 転倒等リスク評価セルフチェック票────────────────────────

厚労省のホームページでは転倒等リスク評価セルフチェック票が公開されています。
歩行能力、筋力、敏捷性、バランスを図るもので、レーダーチャートで自分の状態を知る
ことができます。

また、動画《転倒・腰痛予防!「いきいき健康体操」》も見ることができます。4分15秒。

■ 労働安全衛生法の改正 2026年4月1日から────────────────────

高年齢労働者の労働災害の防止を図るため、高年齢労働者の特性に配慮した作業環境の
改善、作業管理などの必要な措置を講ずることが事業者の努力義務となります。 また、
国において、事業者による措置の適切かつ有効な実施を図るための指針を定めるとしてい
ます。