会社を守る 労務のコンプライアンスセミナー

労務のコンプライアンスセミナーを開催いたしました。

「コンプライアンス」とは、単に法令のみならず道徳律をも含めた規範全般の遵守を求める広い概念です。
今回、労働基準法、労働安全衛生法の法令遵守を中心に、労働現場の人権を尊重する企業コンプライアンスのセミナーを行いました。

現行憲法第27条第2項を受けて昭和22年に制定された労働基準法。
労働刑法とも言われ、労働安全衛生法も労働基準法から分岐してできたものです。

けれども昭和の時代、労働時間に関する規制等は遵守されなくとも、一部の業種を除き特に問題とされていませんでした。それはなぜか?
労務のコンプライアンスの理解にはその点が重要と考え、特に時間を割いて、背景や歴史に言及しました。
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今大きな関心を呼んでいる「管理職の処遇」については
  店長や課長職のトラブルにならない賃金の決め方を具体的にご紹介しました。
また、労働基準監督署の役割と「是正勧告」については具体的事例、具体的データも交えて説明しました。
  労働時間と健康管理、健康診断の意味とフォローの重要性
  請負とは? 派遣とは? 偽装はなぜ起こるのか・・・
さらに、派遣労働者を受け入れたときの具体的注意事項についてもお話ししました。

参加の皆様にはたいへん熱心に聴いていただきました。
前にも別のセミナーに参加された方からは、「根拠条文を付記してほしい」とのご指摘をいただきました。一部に○条と示していない箇所がありました。気をつけます。
「基準法の基礎知識と実例がまじっていてわかりやすかった」
「労働基準法、労働安全衛生法の基本事項を確認することができました。また、何かありましたらよろしくお願いいたします」

ハイ、これからもレベルアップをし、情報提供を心がけたいと思います。ありがとうございました。